「着流しって何?」と、子どもたち

小学校高学年の国語の授業、教材文を読んでいると「着流し」という言葉が出てきました。
「着流しって何?」案の定、子どもは?です。

「着流し」、小学生向けの国語辞典には載っていませんでした。
大人用の国語辞典には、「袴や羽織を着けない男性の略装。」などと書かれています。

「…」子どもはイメージできないでいます。
「イメージ的には、サザエさんの波平が家で着ている着物姿、笑点のメンバーが着ている着物姿かな。」
「ああ、なんとなくわかる。」

今の子どもたちと、和服の接点はほとんどないので、「着流し」なんて、わかるわけないですね。

もちろん、私の小学校時代だって、身の回りで「着流し」姿の人なんていません。
でも、テレビではよく見ました。

時代劇。
1週間に1回や2回、見ていました。

当時テレビは一家に1台、夜の8時以降は子どもにチャンネル権はありません。
ですから、8時以降、親が見ていた時代劇を子どもも見ることになります。

子どもの私は時代劇ってあまり好きじゃやありませんが、だいたい子どもっていつの時代もそうかも知れませんが、「大岡越前」と「水戸黄門」だけは、嫌いではありませんでした。

どちらも、TBS月曜8時から放映されていました。
「ナショナル劇場」というやつです。
1969年8月以降「水戸黄門」を中心に「大岡越前」「江戸を斬る」などの時代劇が主体となっていました。

私の子どものころは、「粋な着流し姿だねぇ…」なんて台詞があったりして、「着流し」という言葉と意味が結びついていったのでしょうか。

今のテレビ番組を見ると、時代劇って見あたらないな。
再放送で、朝や昼にやっている程度か。
若者層の視聴率が取りにくい事や現代劇に比べ制作費がかかるらしいので、今は新規のドラマはほとんど制作されないらしいです。

唯一時代劇枠として放映されているのが、NHK「木曜時代劇」。
今は、「吉原裏同心」の放映中です。

さて、この前は教材文に出てきた「おじや」、これも「おじやって何?」でした。

自分の生まれる前の時代との接点が、ずいぶん希薄になってきたと、今の子どもたちには感じられます。
そういう接点の場を意図的に作っていく必要があるのかなと、思っています。

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